【2022年】厳選オーガニックスーパーマーケット
「オーガニック」という言葉。以前にも増して目にするようになってきたと思いませんか?以前は野菜を中心とした農作物をというイメージでしたが、最近は香水や虫除け等、幅広い商品が出されています。
2013年5月から農林水産省のホームページでは、有機JAS認証事業者一覧を公表しています。
氏名、住所、連絡先等の公表に同意された事業者のみの掲載ですが、業務用の取引に使われる資料ですが、こんなにも多くの事業者達がオーガニック商品に携わっているのです。
◆有機JAS認証事業者一覧はこちら
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki_jigyosya_list.html
百貨店に行ったりオンラインストアで探したりすれば、オーガニック商品は簡単に購入することができます。
もっと身近なところで言えば、一般のスーパーでも取り扱っている店が多いので、有機JASマークを目印に探してみるのも良いでしょう。
けれどもたくさんのスーパーの商品の中からオーガニック商品を探すのは骨が折れます。
本記事ではオーガニック商品を多数取り扱っているオーガニックスーパー3店舗を、それぞれの特徴を挙げながら紹介しようと思います。
◆今さら聞けない、オーガニック認証ってなに?そのトレンドや賢い買い方は?
目次
【Bio c’Bon(ビオセボン)】“新鮮な生鮮食品”と“日常使いできる価格”
Bio c’Bon(ビオセボン)はフランス/パリで、2008年に誕生しました。フランスでは現在パリを中心に老舗有機専門店の拡大進出が目立っています。
「Bio c’Bon(ビオセボン)」は、新しい会社であるものの、国内外に140店舗以上を構える大規模チェーン店に急成長しています。
フランス以外では、ベルギー、イタリア、スペイン、スイスに販路を拡大。
さらに、日本にも2016年12月には日本初上陸1号店として、麻布十番店をオープン。2022年現在、東京で19店舗、神奈川で9店舗を展開しています。
「ビオ」とは、フランス語でオーガニック(有機)のこと。「ボン」はフランス語で「おいしい」「良い」という意味で、屋号の「ビオセボン」には「オーガニックっていいね」という想いが込められています。
「有機製品を親しみやすいものに」というポリシーをもとに、高価で特定の人向けという製品イメージを払拭し、有機の知識がない人でも、誰もが買いやすい店をめざしています。
一番力を入れているのは、商品の鮮度です。賞味期限が短い生鮮食品については、中央卸売市場を経由せず、生産者から直接仕入れる流通システムを構築しています。
生産者から48時間以内に店舗に届けることで、マルシェにも劣らない、鮮度の高い生鮮食品を店頭に並べることができます。
また独自の仕入れ量決定支援ツールを開発し、廃棄率を低く抑えることで、コスト削減を行い、価格を抑えることができます。
モンマルトルの丘に近い9区のピガール店では、観光客の姿も見かけますが、顧客の大半は近隣で働く人や住民です。
Bio c’Bon(ビオセボン)通販サイト
https://www.bio-c-bon.jp
【こだわりや】“最優先は国内産の原料”“ こだわりやオリジナル商品”
こだわりやは、国内産原料の食品や、外国産オーガニック食品を扱う専門店です。
1999年4月池栄青果株式会社より、株式会社こだわりやとして独立する形で立ち上がりました。
化学的な農薬や肥料・合成添加物などを極力含まないものを販売しています。
国内産原料で作られた製品を積極的に選択することによって、食糧の輸送に伴う環境負荷の低減、食糧自給率の向上に貢献します。
日本の農業を守ることにつながっています。
『国内産』と書かれている商品がありますが、国内・・・という明記だけでなく、もっと詳しく書いてほしい・・・と思われたことはありませんか?
生産者の見える商品の販売を目指し、原料産地、製造方法(生産工程)、使用原料をそれぞれに明示しています。
「こだわりや」の名の通り、仕入れている野菜や肉、調味料に至るまでこだわりをもっており、有機野菜や特別栽培などの環境負荷の少ない農法の普及を通じて、持続可能な農業の実践に貢献しています。
生産者が心をこめて、その場所その場所の気候風土を強みとし、旬を大切にして栽培された商品を扱っているため、安心して購入することができます。
こだわりやで販売されている調味料やこだわりやオリジナル商品は他では購入できないため、多くの人がオリジナル商品を求めて通販や店舗を利用しているそうです。
自治体との繋がりが深いことも特徴として挙げられます。6つの地方自治体の協力で、毎年フェアを開催。小規模ながら理想に燃える作り手の方々との絆を大切にしています。
関東内に店舗数が多く、東京では新宿、池袋、吉祥寺など11店舗を展開しています。東京のほかにも神奈川に12店舗、埼玉に10店舗、千葉に4店舗。
海外展開も行っており、台湾の台北にも1店舗あります。
こだわりや公式サイト
https://www.kodawariichiba.com
【ナチュラルハウス】“日本の伝統製法を尊重し、天然醸造や長期熟成で造られた商品を積極的に取り扱う“
ナチュラルハウスは創業30余年、都内に展開する「国産オーガニック」の専門店です。東京に7店舗、その他の地域で5店舗展開されています。
独自の販売基準を設けており、野菜・果物・穀物などは有機農産物を中心、加工品は信頼できる工場において低コスト・無添加で加工しています。生産者の顔が見える旬の有機野菜や果物をはじめ、生鮮品や加工食品、毎日作っている弁当・惣菜、オーガニックコスメ、生活雑貨など幅広く展開しています。
店内見渡す限り、たくさんの自然派商品があります。
大量生産の消費型社会ではなく、持続可能な循環型社会をつくるために、企業独自の基本理念をもって行動しています。
ナチュラルハウス
https://www.naturalhouse.co.jp
実際に人気の商品は何?
それでは実際にオーガニックスーパーでは、どのような商品が人気なのでしょうか?
農薬や科学肥料を使わず栽培されたコーヒー豆や無添加茶葉100%のルイボスティーをはじめとし、かけるだけで生野菜の美味しさを引き出してくれるホワイトバルサミコやオリーブオイル等の調味料・油、有機JAS認証PDOチーズやピュアグラスフェッドバター等の乳製品がよく売れているようです。
コロナ禍のご時世ということもありますが、いずれも健康を意識した食材を普段口に入れる物から気をつけていきたいということが伝わってきます。
ここからは先程ご紹介したオーガニックスーパーの人気商品を具体的に紹介したいと思います。
ビオセボン人気商品
トマトソース(アラビアータ)
有機素材を使ったパスタソースです。1968年フランスで創業したプロサンは、昨今自社農場にて循環農業を実践し、環境配慮した商品開発を続けています。
トマトソースの中でもポモドーロ、バジル、パルメザン&リコッタチーズ等種類も豊富で迷ってしまいます。
おうち時間のおともに!簡単軽食セット
テレワークのお供に気分転換や小腹がすいた際におすすめ!ビオセボンで人気の直輸入アイテムを詰め合わせています。
こだわりや人気商品
有機玄米角餅
有機玄米角餅は、有機栽培の米から作った、オーガニック食品のひとつです。栽培から加工までの工程を、一貫して生産することで、すべて同じ高品質で製造されています。個包装になっているので、食べたい時に手軽に取り出すことができ、保存も簡単です。
焼いて食べたり、鍋に入れたりと、いろいろな食べ方を楽しめます。オーガニックの餅を食べてみたい人は、有機玄米角餅を購入してみてはいかがでしょうか。こだわりやで販売している「有機玄米角餅」は、奥出雲の豊かな自然の中で作られました。玄米餅ですが、ほどよい甘味と、もちの弾力も楽しめます。玄米餅とは思えない、おいしい食感を楽しんでください!
有機もやし味噌炒めの素
オーガニック食品の「有機もやし味噌炒めの素」です。
有機もやし味噌炒めの素は、化学調味料や着色料は一切使用していない無添加のため、子供も安心して食べられます。有機米味噌と、有機野菜や有機醤油で味付けされたオーガニック食品で、健康に気をつけている人にもおすすめです。豚肉ともやしを炒め、有機もやし味噌炒めの素を入れるだけで簡単においしい1品料理が完成します。
ナチュラルハウス人気商品
豆乳角型食パン
北海道産小麦100%使用、天然酵母100%使用、砂糖、豆乳(だいず)塩でマーガリン・ショートニングは不使用の食パンです。シンプルな原材料で作られる食パンは普段使いとして購入される方が多いようです。
他にもチョココロネを大きくした感じのツォップや、 天然酵母パン NHメロンパン等、様々なパンが販売されています。ナチュラルな原材料で作られたほのかに甘いパンをたべてみたい方におすすめです。
3種類のオリジナルおせち
- 畑から生まれたおせち2種
- 海鮮おせち:1種
・協働生産者の野菜や平飼い卵を使用
・ナチュラルハウスで販売中の定番調味料を使用しています。
・素材はできるだけ国産オーガニックを使用しています。
・商品毎の袋入りで、冷蔵、又は、冷凍でお届けしています。
添加物の使用は一切使われてないそうです。大切な方へのプレゼントとして贈る方もいらっしゃるようですよ。
世界のオーガニック市場は?
年間平均一人当たりのオーガニック商品消費額が最も高かったのは、デンマークで344ユーロ(約41,280円、1€=120円で計算)となりました。2位はスイス、3位はルクセンブルクでした。
またオーガニック商品の市場占有率が高かったのは12.1%のデンマークが1位で、スイス(10.4%)、オーストリア(9.3%)と続き、消費額も市場占有率もトップの国々は欧州に集中しています。
2019年に農林水産省が発表した日本における一人当たり消費額は約960円と桁が2つ異なります。
世界ではどれだけオーガニック商品が浸透しているか、日本にどれだけ伸びしろがあるかということがご理解いただけると思います。
けれども一概には言えませんが、オーガニック製品はより手をかけられて製造されていることから、他の商品より値段が高いことも皆さんご存知の通りです。
無理をせず、自分の家庭でよく使う野菜から始めたり、毎日のように使う調味料から試してみたりするのも良いでしょう。
小さなことでも自分や家族の身体や心の健康を考え、よりよい商品を選ぶこと。私達消費者がこれから意識して取り組む第一歩と成り得るのではないでしょうか。
難しいことを考えず、美味しく美しく、オーガニックを楽しんでいきたいですね。