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40代の女性こそ起業するべき【3つ】の理由とは?

「起業」という言葉を聞くとどんなイメージがありますか?
「実力のある人がすること」「スキルや資格が必要でしょ」「私には無理…」そんな声が聞こえてきます。

しかし在宅ワークや時短勤務など働き方の多様性が進む今、起業する人は年々増え続けており、中でも女性の起業する人の増加率は大きいです。
今回は、40代女性が起業すべき3つの理由をピックアップします!

目次

女性起業家が増えている

起業する人の最も多い世代は40代で、全体の約3割を占めています。

女性起業家が増えてきている要因として、共働きが一般的になってきたこと、インターネットの普及などがあげられます。
2015年に「女性活躍推進法」が施行された事や、2019年に一部施行された「働き方改革」などが背景にあります。

「働き方改革」とは「働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための改革」ですので、「フレックス制度の拡充」「育児と仕事のサポート」など時間を有効に使って働こうという流れが始まっているのです。

そうしできた時間を使って、在宅ワーク、副業を始める人が多くなりました。

起業は大きなリスクがあると思われがちですが、会社員を本業としながら、副業として始め、その後仕事が軌道に乗り起業に至ったという話もよく聞きます。
最近では、40代女性が子育てをしながら在宅ワークで起業するといったケースも多いようです。すべての起業家が本職を辞めるなどのリスクを負って起業しているわけではないようです。

最近では、パソコンやスマホなどを使ってインターネット上で完結できる仕事が増えました。例えば、webデザイナー・ライター、ネットショップやハンドメイド作家などなど。
こういった業種は、実店舗を持たずに開業できるので初期投資がほとんど不要です。

また、設備や店舗が必要な、サロン系や教室系なども40代は今までの貯蓄を使い企業に踏み切っているのです。
起業に必要な情報はネットで気軽に検索でき、女性起業家をサポートするセミナーや制度が整ってきていることも、企業することへのハードルを下げています。

40代で起業すべき理由3つ

理由1:家事・育児やライフワークと「両立」が可能

自分のペースで仕事ができるから、家事やライフワークとのバランスも取りやすいという利点があります。
お子さんが幼稚園や学校に通っていると、行事や参観などの予定が入ったり、お子さんが体調を崩したりしてしまうこともありますよね。
通勤の必要がなく、自宅で働ける職種ならさらに子どもと過ごす時間も多く持てます。

理由2:「好き」を追求できる

これまでのお勤めだと、上司や周囲と意見が合わなかったり、ターゲットとなる顧客のニーズに寄せる必要がありました。
起業すれば、自分のよいと思うもの、「好き」を提供することが可能です。
また、雇用形態や人間関係に悩むこともありません。

40代女性は若い世代に比べ資金が多く用意できる可能性も高く、幅も広がります。
実店舗が必要なヘアサロンやネイルサロン、料理教室などが例に挙げられます。
自分のがんばり次第で収入をあげることもできるのでやりがいを感じられます。

理由3:若い世代よりも「広い視点」がある

40代女性は、これまで会社に勤め、キャリアを積んできた方も多いでしょう。
これまで顧客や働く人のニーズを見聴きしたことを活かしている方も多くいます。

また、特別なスキルが無くても、結婚・子育ての経験を活かし、自身の困り事を解消するアイデアをサービス化しているケースもあります。
飲食や介護や保育事業、美容事業などのサービス業では、女性ならではの細やかな気遣いや広い視点が大きな強みとなります。
40代女性は共感力が高く、これまでの豊富な経験から信頼を得やすいという利点もあるのです。

どんな仕事で起業しているの?

40代女性は、様々な経験をしていると見られ、顧客からの信頼も得られやすいです。
また、女性ならではの気遣いや、豊富な経験から幅広い顧客の気持ちに寄り添うことができます。
消費者の視点で見られるのは女性ならではです。気づきやモヤモヤを解消するアイデアを仕事にした例をご紹介します。

ナビットの福井泰代社長

駅の「のりかえ便利マップ」をつくって起業した福井泰代社長は、自身の子育て中にベビーカーを押しての乗り換えが大変であったという経験から、首都圏の地下鉄の駅ごとに乗り換えがスムーズな車両はどこか調べマップにしました。

引用:のりかえ便利マップ|ナビット

駅のホームなどで目にしたことがある方も多いと思います。

現在ではスマホアプリやWebサイトコンテンツとして多く採用されています。
自身の経験からモヤモヤ解消を仕事にした成功例です。

ナビット↓
https://www.navit-j.com

株式会社ミセスリビングの宇津崎 光代会長

小学校教師から転職をし、宇津崎 光代会長は、女性目線で家事・子育て・介護を追求した「住育の家」を作っています。
かつて、夫の工務店が建てる家が主婦に使いにくかったことから、自身で住みやすい家づくりをすることにしました。

そのために、まず、家事・子育てをこなしながら3つの専門学校に通い、資格を取得します。その後は知人の会社で経験を積みながら、起業しました。
現在では、さらなる向上のため、講演や勉強会を開き、海外へも視察に行くなど精力的に活動しています。

どちらも女性ならではの、気づき・共感力を活かしています。そこには、困っている人を手助けしたい、喜んでもらいたいという前向きな強いパワーを感じます。
女性ならではの事業や、女性にしかできない事業を行えば、男性との差別化をはかれるのではないでしょうか。
アパレル系や美容系のサロンなどに加えて、自宅を利用して料理やヨガの教室を行うというのも、女性ならではの事業です。

株式会社ミセスリビング↓
https://www.mrs-living.co.jp

女性企業家に必要なポイント

起業の目的や方向性を、明確にしておくことは大切です。
それに加え、将来のビジョンを持つことは、起業後に問題が起きた時や事業に迷うが出たときなどに軌道修正をすることができます。

次に、集客方法を考えておくことをおすすめします。
起業後に苦労するひとつが集客です。
最近では、新しく事業を始める際には、インターネットを使った集客が一般的です。
ホームページのコンテンツ制作やSNS活用したマーケティングなど、集客方法を知り、そのノウハウを身につける必要があります。

そして、今後企業を成功させるには人脈づくりが欠かせません。
身近な成功者から学び、お手本にします。
起業し事業を始めている人や起業したい人が集まるコミュニティーで、出会うことができます。積極的に参加しましょう。
SNSは出会った人とのコミュニケーションツールとして便利ですし、顧客ともつながることができ、売上にも繋がりますので、積極的に活用しましょう。

企業する際には、ビジネスについて学ばなければなりません。
これからビジネスの世界に足を踏み入れ為には、最低限の知識が必要です。
ネットでもいろいろな情報を得ることはできますし、セミナーであれば、学びながら人脈を広げることもできます。

女性起業家向け対象の支援制度

事業の内容によっては、起業するにあたって、ある程度の資金が必要になることもあります。
起業したいけれど資金が足りない場合は、助成金や補助金・融資などからの資金調達を検討してみましょう。

新創業融資制度↓
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/04_shinsogyo_m.html

日本政策金融公庫 国民生活事業では、新たに事業を始める方または事業開始後税務申告を2期終えていない方に無担保・無保証人でご利用いただける「新創業融資制度」をお取り扱いしています。

女性の創業を支援するのを目的とし、300万円以内であれば、経験や雇用等の要件は必要なく、無担保・無保証人で利用できます。

また、2020年12月に経済産業省「わたしの起業応援団」起業したい女性を応援する全国の応援者の情報交換・連携ネットワークが立ち上がるなど、起業を後押しする環境も整ってきています。

地方自治体の多くは、女性起業家に対する支援制度を設けているところが多いです。どのような制度があるか、ぜひ確認してみましょう。

まとめ

40代女性が今こそ起業すべき理由3つをピックアップしました。
年々起業する人が増えていること、女性が起業する環境が整ってきていることがおわかりいただけたと思います。

40代の強みを活かし、自分の経験や趣味を活かして起業してはいかがでしょうか。
やりたい仕事をやりたい方法で実現するには、責任を自らが負わなければならないことも確かです。
計画をしっかり立て、準備をしてから起業しましょう。

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