ファッションとビジネスの関係とは？
ビジネスシーンで「TPOをわきまえる」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
これは、時・場所・場面に応じた服装や言葉遣いをすることを指します。
例えば、取引先との会話と友達との会話では、言葉遣いが異なりますよね。
取引先に対しては敬語を使って話すことで相手を尊重している姿勢が伝わり、コミュニケーションを円滑に進めることにつながります。仮に、友達と話すときのような言葉遣いをした場合、礼を欠いた馴れ馴れしい印象を与え、相手を不快な気持ちにさせてしまうでしょう。
では、TPOをわきまえた服装とは一体？
ファッションが、ビジネスに与える影響とは？
今回は、ファッションによってビジネスの世界を広げることはできるのか。
ビジネスのさまざまなシーンにおいてのファッションの役割を考えていきましょう！
まずは、最近増加傾向にあるオフィスカジュアルについてから！
オフィスカジュアルは仕事に影響する？
働き方が多様化し、オフィスカジュアルで出社することが当たり前になっています。「オフィスカジュアル」は仕事に影響を与えるのでしょうか？そして多くの方が悩ましいと感じている「どこまでがオフィスカジュアルなのか？」という線引きについてご紹介します。
目次
オフィスカジュアルとは？
「オフィスカジュアル」とは、そもそもどのようなスタイルなのでしょうか。
改まって決まった事柄がないために、どの程度までが「オフィスカジュアル」に分類されるスタイルなのかは非常に曖昧です。
オフィスカジュアルについての明確な定義はありませんが、「スーツほどフォーマルではないけれど、ビジネスの場で通用する服装」といえます。
個々の会社や業種によって違いがありますが、あくまでも会社の中で社会人として違和感のない身だしなみでしょう。
カジュアルであっても、私服のように見えてしまえば、ビジネスの中では浮いてしまいます。
「私服にはみえない、ビジネスの身だしなみ」というバランスを意識しましょう。
では、オフィスカジュアルにするメリットやデメリットを整理してみましょう。
カジュアルなファッションが仕事に与える影響とは？
「リラックスできて前向きに仕事に取り組むことができる」
ビジネスカジュアルを取り入れることで、スーツの堅苦しさから解放され、リラックスして前向きに仕事に取り組むことができるようになります。
服装を変えることで、仕事モードになる、家庭モードになるなどの入れ替えは自然とできていたのかもしれません。
服装がカジュアルになることで、日常の中のメリハリが弱まることがあるでしょう。逆に言えば、日常的なスーツの着用にはオンとオフの切り替えを容易にできるというメリットがあります。
オフィスカジュアルの場合でも、カットソーやきちんとしたジャケットなどを選ぶことで、仕事とリラックスタイムの差をつけることができます。
緊張感を保つ意識が低下する
スーツや会社の制服を着用すると「仕事モード」に入るという人もいるでしょう。
実際、人は着る服によって緊張感が左右されるそうです。あるニューヨークタイムズの記事によると、ある実験において、被験者に同じ白いコートを着てもらい、「医者の白衣」と伝えると集中力が増すものの、「画家の作業着」と伝えると集中力の改善は見られなかった、という結果が出ました。
「仕事用」と認識しているスーツや会社の制服を着用することで、仕事に対する緊張感を保つことができるようです。
しかし、オフィスカジュアルにすることは、マイナス面ばかりではありません。個人の服装に関する意識があらわれるため、身だしなみに対する別の緊張感が生まれる可能性があります。
会社に対して先進的なイメージを持ってもらえる
日本では、まだまだスーツスタイルが主流であると言えるため、ビジネスカジュアルを取り入れているだけで、一歩先を行く会社であるというイメージを持ってもらいやすくなります。
海外では、一流企業でもスーツスタイルを廃止し、ビジネスカジュアルで仕事をする会社が増えています。
日本での常識を率先して壊していく姿勢は、取引先に対して、新たなことに挑戦する風土や印象を持ってもらえるのではないでしょうか。
社員同士の会話が増える・風通しが良くなる
オフィスカジュアルを取り入れることで、社員同士のコミュニケーションや増え、業務上でも風通しが良くなり、社内の雰囲気が明るくなる傾向があるようです。
厳しい服装の規定を取り払うことで、上下関係の垣根も低くなり、職位や年齢に関係なく話しかけやすくなることがその一因でしょう。同僚同士だけでなく、上下間のコミュニケーション促進にも期待できます。
さらに、各個人がビジネスにふさわしい自由な服装をすることで、華やかさも生まれ、審美眼も磨かれるかもしれません。
会社が規定する制服を着用していると、個性は抑えられますが、好きな服に身を包むことで、自分に自信を持てる社員が生まれ、積極性につながることもあるでしょう。
柔軟な発想のアイデアが生まれやすくなる
オフィスカジュアルを取り入れると、柔軟な発想や意外なアイデアが出てくることがあるようです。
服装と気持ちは意外と関係していて、緊張感が少なくリラックスして仕事に取り組むことで、新しい発想が生まれるようです。特に、会社内でコミュニケーションを取りながらアイデアを出し合うような業種では、オフィスカジュアルを取り入れて、社員の距離が近い関係になるよう積極的に推進しています。
仕事でもお洒落を楽しむことができる
スーツスタイルは退屈に感じる人もいるかもしれません。
オフィスカジュアルなら自分の好みに合わせたスタイリングができ、仕事中でもお洒落を楽しむことができます。
いかがでしたでしょうか？
皆さんの職場では、うまく「オフィスカジュアル」を利用することができていますか？
TPOについて考え尽くした、「オフィスカジュアル」を身にまとうことができれば、センスや勘の良さ、流行に敏感な印象を与えることができます。
取引先にどんな印象を与えたいのか、また、上司に対してはどこへ連れて行っても恥ずかしくない部下だと思ってもらえるのか。
では、ぜひビジネスに利用して欲しい、良い印象を与えるカジュアルファッションをご紹介します！
好印象のカジュアルファッションとは？
ブルーブラウス×ブラックロングスカート
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ブルーのブラウスが鮮やか！
そして、締め色にブラックのアイテムを合わせています。
淡いお色とは違い、カジュアルなファッションの中にパリっと印象のお色を合わせると、カジュアルのバランスが良いですね。
グレージャケット×白シャツ
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きっちりしたスタイルかと思いきや、ジャケットの下にカジュアルな印象のシャツをチラ見せ。ジャケットも硬くなりすぎないデザインなので、カジュアルな遊び心、軽やかさを感じさせてくれます。
ちなみに、こちらの洋服の素材は「ペットボトル」
なんとエシカル素材から生み出されたものです。
ファッションは、トレンドを踏まえた話題作りにもなってくれます。
続いて、きっちりとしたビジネスシーンで着用することの多いスーツスタイルを着用するメリットやデメリットについて考えていきましょう。
こだわりを感じてもらえる
ビジネスシーンにおいては、仕事に対する知識や技術だけでなく第一印象がとても重要で、身だしなみやコミュニケーション能力やマナーなど、意識しなくてはならないことがたくさんあります。
その中でも第一印象を左右するポイントが「見た目」です。
特に女性に関しては、男性よりも見た目を重視される傾向があるため、カジュアルな服装ではなく、こだわったスーツを着用することができれば、良い第一印象を与えやすいです。
自分に合ったスーツを選べているか、スーツを正しく着こなせているかといった点をクリアすることを意識しましょう。
カラーで印象を変えられる
レディーススーツには、いろんなデザインやカラーのものがありますが、基本的にはブラックやグレーなどベーシックなカラーを選ぶのが無難です。
しかし、しかしさまざまなカラーを取り入れることで、女性らしい華やかな印象を与えられたりおしゃれ見えさせたりできるので、ぜひこだわりましょう！
いつも地味な色ばかりだとつまらない印象を持たれてしまう場合も…
どんなシーンにおいても恥ずかしくないカラー選びは、スーツを着用しながらも、柔軟性を演出することができます。
では、相手にきっちりとした良い印象を与えるスーツファッションをご紹介します！
グレー×ノーカラースーツ
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淡いグレーのスーツで決めるパンツスーツスタイル
ベルトのバックルはゴールドに、冷たくなりすぎない工夫が見えます。
紺色のスーツ×シルバーアクセサリー
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紺色のスーツでかっこよく！そんなスタイルに添えられたのは、シルバーのパンプスやアクセサリーなど、いつもなら少し勇気がいるアイテム。
ですが、目立ちすぎない組み合わせやカラースタイルでファッショナブルに整えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は、ファッションがビジネスに与える影響についてご紹介しました。
ビジネスシーンにおいて、ファッションを気にすることはマストです！
「TPOをわきまえた服装」をするために覚えておきたいのが、「オシャレは自分のため、身だしなみは相手のため」
ファッションがビジネスに与える影響を考えながら、新しい道を切り拓いていきましょう！
