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女性起業家と子育て・出産

仕事?家庭?キャリアを歩む女性のワークライフバランスとは?

「仕事」は、人生においてとても大きな割合を占めます。
仕事について考えることは、ハイキャリアな人生を歩む女性たちにとって、とても重要なのではないでしょうか。

そして、結婚や出産、育児を考える女性にとって、仕事と生活の双方を充実させる「ワークライフバランス」をどう実現するかは、非常に大きな問題です。

起業を志す女性にとって気になる「女性起業家ならではの悩み」とは何でしょうか?
「女性起業家を取り巻く現状について」という総務省男女共同参画局が平成28年に作成した資料によると深刻な悩みが浮き彫りとなりました。
女性起業家を取り巻く現状について|総務省男女共同参画局

目次

女性起業家94人にアンケートを取った
「起業家が起業を断念しそうになった際に直面した課題」とは?

「家族の理解・協力」(11.7%)
「家庭(家事・育児・介護)との両立」(7.4%)

合わせて18.1%。それに次に多かったのが、

「資金調達」13.8%、
「事業に必要な専門知識・技術の習得」11.7%、
「経営知識一般(財務・会計を含む)の習得」10.6%

家族・家庭に関する悩み、資金・売上に関する悩み、仕事・経営の知識に関する悩みなど、その悩みは多岐にわたります。

そして、結婚や出産、育児は生活の仕様を大きく変えます。
そんな人生で起こるそれぞれのターニングポイントについて、キャリアを志す女性たちは、どのように考えているのでしょうか。

株式会社ネクストレベル(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:田中大洋)が運営するマッチングアプリ大学では、結婚とキャリアのバランスについて、キャリアを重視して働く女性(以降は「キャリア女性」と表記)、または以前キャリアを重視して働いた経験のある女性(以降は「元キャリア女性」と表記)の27歳から45歳の女性272人を対象に、インターネット上でアンケート調査を実施しました。

そのアンケートの結果、現役または先輩キャリア女性の仕事と結婚のバランスやそれが変化したきっかけなど、ワークライフバランスについての考え方と傾向が明らかになりました。

キャリアを重視する女性の75.3%が結婚経験あり!

キャリア女性・元キャリア女性に対して、結婚経験や彼氏の有無についてアンケートを実施。すると、7割以上が「現在結婚している」という回答!
過去に結婚していたことのある人を含めて、75.3%の人が結婚の経験があるという結果でした。
また、現在恋人がいる人をあわせると、約8割の女性にパートナーいるとのことです。

この結果から、キャリアを歩む女性たちは仕事を頑張りながらも、同時に、プライベートも充実させている方が多いということがわかります。
ただ、一方で次の質問では、その両立はなかなか難しいという現実も見えてきました。

結婚後も総合職を続けているのは8.3%!9割以上が働き方に変化がありました。

男性と同じようにビジネスシーンで活躍することを目指して働いていた女性に、結婚はどんな影響を及ぼすのでしょうか?
次のアンケートでは、結婚を経験した女性に限定し、現在の職業について尋ねています。

その結果、もっとも多かったのは「主婦」で37.1%でした。次に多かったのが「パート・アルバイト」の24.4%、「自営・フリーランス」の13.2%で、「総合職を続けている」と回答したのは8.3%に留まっています。

このことから、無職も含めて、結婚経験のある元キャリア女性の9割以上が働き方に変化があったことがわかります。

また、4割以上の人はフリーランスや契約社員など、正社員以外の働き方を選んでいるようです。
このことからもわかるように、結婚や出産を経て、雇用形態に関して考え直す女性が少なくないようです。

キャリアから別の働き方へ変更した理由とは?

そんな働き方を変更した女性たちは、変更した理由について一体どんな思いを持っているのでしょうか。

【主婦】
総合職として働いていたときは役職のあるポジションで働いていたが、産休・育休が整っていない職場だったため、妊活のために退職した。(30歳・千葉)

結婚と相手の転勤を機に退職しました。また働いていた頃の無理がたたってしまったのか、身体を壊してしまったため、現在は専業主婦です。(32歳・大阪)

子どもがまだ小さいため、子育てに専念したいから。(32歳・神奈川)

出産を機に辞め、今は専業主婦です。ブランクはありますが、子供がもう少し大きくなったらまた働きに出たいと思っています。(32歳・長野)

【パート・フリーランスなど】
子どもがいると、急な病気などで休みが多くなり、会社に迷惑がかかるから。(32歳・岡山)

フルリモートの仕事なら、旦那の転勤があっても住む場所に関係なく続けられるから。(34歳・神奈川)

フルタイムだと育児・家事を両立はできないため。また収入も、自分のお小遣いを稼ぐくらいで大丈夫だから。(39歳・京都)

子どもを優先させたいから。(33歳・岡山)

「旦那さんの転勤」「子どもを優先したい」「家事・育児と両立したい」という理由が多くあるようです。
そんな一方で、なかには「バリバリ働きすぎて、体を壊してしまった」「体を壊したから無理できない」など、体が限界を越えてしまったという人もいました。

そして、また、今は専業主婦やパートなどで働いているものの、子どもが大きくなったら正社員で働きたいという回答も少なからずあったようです。

働くなかでワークライフバランスに対する価値観が変化

引用:仕事か家庭か?結婚したキャリア女性にワークライフバランスについてアンケート|PRIME

理想のワークライフバランスについて、就職前の考え方と現在の考え方については何か変化はあるのでしょうか。

未婚女性の場合、「仕事が安定したら結婚も考えたい」「結婚は考えていなかった」といった仕事を重視する考えの人が、就職前は合計53.7%だったのに対して、現在は29.3%と24.4ポイント減少しています。
また「仕事も結婚も両立させたい」に関しては23.9%から37.3%へと変化があり、13.4ポイント増加しています。

このことから、数年間仕事を続けていくなかで、仕事だけでなく結婚や家庭にも興味を持ち始める未婚のキャリア女性が少なくないことが分かりました。

また結婚経験者に関しても、変化の幅は未婚者よりも小さいものの同じ傾向にあるようです。キャリアを目指す女性であっても、最初は仕事だけに集中したいと思っていたものの、次第に家庭に興味が向き仕事と家庭の両立を目指すようになることが多いのかも知れません。

家庭より仕事を優先したいと考える人たちの理由とは?

「就職前は家庭重視だったが、現在は仕事を優先したい」と考え方が変わった人に対し、その理由についてアンケートをとった結果がこちらです。

その結果、未婚女性は「社会情勢」「ステップアップしたいと思った」「家庭や結婚に魅力を感じなくなった」が同率1位で40%だったのに対し、既婚 (バツイチ以上含む) 女性は「結婚式や結婚生活にお金が必要」が44.8%でもっとも多く 、次いで「社会情勢」が37.9%、「ステップアップしたいと思った」「職場で責任ある立場になった」が同率3位で24.1%でした。

未婚者と既婚者の価値観が変化した理由でもっとも大きな違いがあったのは、「家庭や結婚に魅力を感じなくなった」です。未婚者ではもっとも多く40%だったのに対し、既婚者は0%でした。

既婚者の場合は、仕事を優先したいと思ってはいても、家庭に興味がなくなったわけではないようです。

このアンケートから、職場で肩書や役割を持ち活躍しているキャリア女性も、結婚や出産などのタイミングでワークライフバランスを見つめ直すことが多いことがわかります。
また、働き続けるなかで、仕事と結婚のバランスに対する価値観が変化する女性が多いことも分かりました。

では、そんなキャリア女性たちにとって、「ワークライフバランス」を整えるために必要なことは一体なんなのでしょうか?

そのうちの一つが、「ライフハック」です。

働く女性にとって、どうしても避けて通れないのが、家庭や育児、家事の問題。
働きながらも、これらのことについて考えなければいけません。
そういったワークライフバランスがとれていない状態が長期間続くと、過剰なストレスが溜まって心身ともに疲弊したり、体調不良やうつ病の原因になったりします。

このような状況に陥らないためにも、時間をうまく使うことが必要とえます。

そんなキャリア女性たちが今すぐに取り入れられる「ライフハック」をご紹介します。

キャリア女性のためのライフハックとは

「ライフハック」・・・仕事の質や効率、高い生産性を上げるための工夫や取り組みのことです。

勤務を終えた後に何か予定を入れる

仕事の後は疲れすぎて何もする気にならない人も多いかもしれません。
そんな人は疲労回復にも効果的な予定を入れましょう。
たとえば月・水・金曜日は健康のため早めに退社して可能な限り徒歩で帰宅。火曜日は退社後にカフェで一服。木曜日は夜景の見える場所で1人くつろぐ。そんな予定で良いのです。

思い切って仮眠をスケジュールに加える

前日の疲れや午前中の働きで、お昼頃には眠くなってしまう人が多いのではないでしょうか。そんな時には、10~20分程度の仮眠を取ってみましょう。
ですが時間がなかなか取れず、堂々と寝るわけにもいかない方は、1分間だけ目を閉じてみる1分仮眠術をオススメします。

仕事を終えた後で必ずやることを最重要タスクに設定する

すると勤務時間を有効に使おうとする意識が高まり、仕事とプライベートを切り替えるオンオフ手法としての効果も期待できます。
厳守すべき退社時間もそれに合わせて決めましょう。

仕事以外のスケジュールから決める

仕事の効率性を高めるために、スケジュールを埋めてしまう。
そんな逆転の発想も仕事の効率化につながるライフハックです。

自分に合った仕事の仕方は?
どんなスケジュールであれば自分が1番心地よく仕事に取り組めるのか。

そういった小さな積み重ねがハイキャリア女性の「ワークライフバランス」を支えてくれるはずです。

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