子どもの習い事、何を選ぶ?【2022年】人気のおすすめ習い事5選
子どもの将来のことを考えて、今のうちからいろいろな経験をさせてあげたいですよね。
幼稚園や学校以外の学びの場として、習い事を検討するご家庭も多いかと思います。
習い事をすると、学校を超えて友だちができる、いろいろな世界を知ることができる、自信がつくなど、メリットがたくさんあります。
最近では、英語やプログラミングが小学校で必修化されたことにより、子どもの習い事にも変化が現れています。
お子さんの興味を持ったこと、得意なことを見つけて、子どもの「やりたい」意欲を引きのばす習い事に挑戦させてあげたいものです。
しかし、いざ始めるとなると、何を習わせてあげたらよいのか迷ってしまいますよね。
今回は、よく選ばれている習い事、おすすめの習い事をご紹介します。
習い事に悩まれている方はぜひ参考にしてみてください!
目次
よく選ばれている習い事ランキング
では、一般的にどんな習い事がよく選ばれているのでしょう。
「子供の習い事図鑑」による「2021年子供の習い事人気ランキングTOP20」では、
順位 | ジャンル | 平均開始年齢 |
---|---|---|
1位 | 通信教育・塾 *1 | 5~10歳 |
2位 | スイミング | 3~6歳 |
3位 | 英会話 *1 | 0~6歳 |
4位 | ピアノ・楽器 | 3~6歳 |
5位 | 武道 | 5~9歳 |
6位 | サッカー教室 | 3~10歳 |
7位 | 体操教室 | 3~6歳 |
8位 | 書道教室 | 5~7歳 |
9位 | そろばん | 5~7歳 |
10位 | プログラミング *1 | 6~9歳 |
11位 | ダンス・バレエ | 3~8歳 |
12位 | 少年野球 | 8~11歳 |
13位 | ミニバス | 6~9歳 |
14位 | テニス | 4~9歳 |
15位 | バレーボール | 6~10歳 |
*1 オンライン含む
参照:「子供の習い事図鑑」
という結果が出ています。
「2020年子どもの習い事人気ランキング」と比較すると、
順位 | ジャンル | 平均開始年齢 |
---|---|---|
1位 | スイミング | 3~6歳 |
2位 | 学習塾・くもん | 5~10歳 |
3位 | 英会話・英語 | 0~6歳 |
4位 | ピアノ(その他楽器) | 3~6歳 |
5位 | 体操教室 | 3~6歳 |
6位 | サッカー教室 | 3~10歳 |
7位 | 書道教室 | 5~7歳 |
8位 | 野球 | 8~11歳 |
9位 | そろばん | 5~7歳 |
10位 | 武道 | 5~9歳 |
11位 | ダンス・バレエ | 3~8歳 |
12位 | ミニバス | 6~9歳 |
13位 | テニス | 4~9歳 |
14位 | プログラミング *1 | 6~9歳 |
15位 | バレーボール | 6~10歳 |
*1 オンライン含む
参照:「子供の習い事図鑑」
1位が「スイミング」から「通信教育・学習塾(オンライン含む)」に順位変動がありました。新型コロナウイルスの影響もあり、家庭学習の需要が高まったからだといえます。
また、2020年度から小学校でのプログラミング必修化に伴った影響からか「プログラミング(オンライン含む)」が急上昇しています。
このように、変化がみられる習い事事情ですが、中でもおすすめの習い事をご紹介していきます。
【2022年】人気!オススメの子どもの習い事5選
親世代から不動の人気!『スイミング』
おすすめの習い事1つめは、運動系で長年人気のスイミングです。泳ぐことで「肺が強くなる」「風邪を引きにくくなる」と言われ、人気のスポーツです。
水の中では水圧によって呼吸筋が鍛えられ、体力作りに最適です。さらに、左右両側の筋肉をバランスよく使い、決まった手足を集中的に使わないことから、怪我のリスクも少なく安心して通わせることができます。
また、スイミングは水の浮力を使い、リズミカルに全身を動かす行為が空間認知力を向上させると言われています。実際に、脳科学の観点から、スイミングで空間認知能力向上することにより、「算数などの図形問題が得意になる」といったことも証明されているそうです。基礎的な体力向上だけでなく脳の発達を促してくれることも人気の理由です。
ほかにも、喘息や気管支炎改善を含む健康増進を目的としたり、 「スポーツの習い事の中では、 洗濯が楽で保護者の係などがない」という保護者の声も聞かれます。
スイミングを習うことで水への恐怖心がなくなり、海や川で遊ぶことも楽しくなります。また水の危険から身を守ることを覚えられるため、水辺のレジャー・スポーツでのリスクマネジメントにも役立つでしょう。
賢いママは先取りしている!『プログラミング』
上記ランキングでは10位となりましたが、2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されたことにより、昨年の14位から急上昇しています。
親御さんの関心が高くなった分野なので、いま最も注目されている習い事です。
2000年以降に成人した親御さんは、デジタルネイティブ世代とも呼ばれるだけあって、エンジニアやプログラマーなどの職業を身近に感じている方も多いのではないでしょうか。
プログラミング教室では、簡単なコードを使ってオリジナルのゲームやアニメーションを作成しながらプログラミングの基礎を学びます。技術的な知識が学べるのはもちろん、論理的思考力や問題解決能力といった人間性の部分も学ぶことができます。
論理的思考力は「物事に道筋を立てて考えられる能力」、問題解決能力は「根本的な原因をつきとめ、それを解決するために正しい行動がとれる能力」をいいます。
これは、さまざまなシーンで欠かせない能力です。誰かに何かを説明するときの「プレゼン力」にも関わってきます。どんな仕事であっても、効率的にこなすには結果をゴールとし、そこまでにどのような段取りで進めるのがベストかを考えられる能力が欠かせません。
効率の良い仕事の段取りを考えられ、それを上手に他人に説明できるなら、リーダーシップを発揮できますし、コミュニケーション能力も高いと評価されるでしょう。
プログラミングの重要さが言われている昨今、子どもの頃からこのような教室に通い慣れ親しむのは、将来にもきっと役に立つでしょう。
◆いまなぜ、子どものプログラミング教室が人気なの?プログラミング教室の種類と選び方
幼少期から習わせたい!『英会話』
子どもが小さなうちからさせたい習い事のなかで、高い人気を誇るのが「英会話」です。外国語(英語)が2020年4月より小学校3・4年生で必修化、5・6年生で教科化されたことにより、今後も需要は高まっていくでしょう。
英会話は、学校の授業のような強制的に言葉を覚えなければならない環境と違って、英語の楽しさをメインに感じることで親しみを持ちやすくなります。
子どもにとっての一番の英語習得法は、とにかくたくさんの英語を聞かせて、コミュニケーションをすることです。
また、吸収力の高い幼少期から始めることで抵抗や苦手意識も少なく、正しい発音の仕方や会話が身につきます。
今後のグローバル化社会を見据えれば、将来英会話能力があって困ることはありません。直接的に仕事に活かすことがなくとも、海外旅行や洋楽など楽しめることが増えるのは、人生において選択肢が広がります。
自分たち親世代が英語に苦労していると、子どもたちには英語が自然と話せるようになってほしいものですね。
音楽力は一生もの!『音楽教室』
楽器を奏でることは、読み書きをするのとはまた別の脳の領域が刺激され、子どもの脳の発達に大きく役立ちます。音感が身につくだけでなく、両手を複雑に使い、先を考えながら弾くのでバランス良く右脳・左脳へ刺激を与えられます。
また、暗記力や集中力を高める効果があると言われており、子どもの頃から音楽教室に通っている子も多いです。
音楽系で人気の習い事として、ピアノやバイオリンがあげられます。ピアノは両手で弾く楽器なので、脳機能をまんべんなく発達させ、思考力や記憶力が伸びると言われています。
さらに、ピアノの演奏は、目で見た楽譜と、手の動きを連動させる必要があり、この訓練が運動機能を上げることにも役立ちます。
バイオリンは、体全体を使って奏でる楽器で、どのように体を動かせばいいのか考えることが、脳の思考力を鍛えます。バイオリンの上達と共に、空間認識能力や記憶力、計算能力も高めることができると言われています。
また、他の奏者と共にアンサンブルをすることで協調性が養われ、音楽教育が言語能力の促進にも役立つとも言われているのです。
ストレスを軽減し、自己表現に役立つなど、音楽の良さは簡単に一言では語れません。
お子さんの人間性を育てるためにも、音楽の習い事は人気なのですね。
勉強系・運動系に加えて、ぜひ経験させたい習い事の一つです。
柔軟性は他スポーツでも有利!『体操教室』
自宅ではなかなかできないマット運動やトランポリンそして跳び箱に鉄棒。体操教室では、全身運動で自分の体を自由に動かす基礎能力を養えます。
人間の心身の発達は、子どもの頃の環境に大きく左右されます。特に、神経系の発達は「3歳~12歳ごろ」までに完了するのです。この期間を「ゴールデンエイジ期」と言います。
3歳~10歳頃のゴールデンエイジ期の子どもにとって体操教室で身体の使い方や動かし方を学ぶことは、将来の運動神経を左右するほど重要で効果的です。
さらに、骨格の形成や筋肉の柔軟性などを強化することができ、スポーツをするにも有利でケガをしにくいというメリットもあります。
体操教室に通うことで幅広い身体の使い方を学ぶことができ、他のスポーツでも大いに役立つでしょう。
運動に苦手意識をお持ちのお子さんは、いきなり何かのスポーツを始めるのではなく、まず体操教室から通ってみるのもいいかもしれませんね。
◆子どものゴールデンエイジって?運動神経の発達と効率的な過ごし方を知ろう!
まとめ
以上、よく選ばれている習い事・おすすめの習い事をご紹介しました。習い事は、技術面の向上だけではなく、コツコツ努力をするスキルが財産となり、将来の仕事に活かすことができます。
たくさんの習い事を経験させたい!と思ってしまいますが、まずは体験などで様子を見て、どういったことにお子さんが興味を持っているのか、お子さんの意思も尊重しながら、決めてはいかがでしょうか。
自分の好きなことを見つけ、楽しいと思えることでお子さんは自信を持ち、今後の強みになっていきます。積極的に子どもの選択肢を広げてあげましょう。