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世界の起業家とライフスタイル

ブランディングのすすめ

近年、良く見聞きする「女性活躍」という言葉。
まだまだ課題はありますが、女性の管理職登用も着実に増えてきています。

その流れをうまく掴んでいる方がたくさんいますが、うまく波に乗れずに悩んでいる方も多いはず。

一体なにが今の自分にとって必要なのか?
これからどんな未来に進んでいくのか?

自分はどうするんだろうと悩まれている方もいるのではないでしょうか。

キャリアを目指す女性にとって必要なことはたくさんあります。
女性が今後のキャリアを考えていくうえで、意識しておきたいポイントとは?

そんなキャリアプランを建てるにあたって一つの指針になる「ブランディング」について今回の記事ではご紹介します。
女性はキャリアを考える上で、女性ならではのライフイベントがあるため、それを選択するかどうかも含めて、自分で決めていかなければなりません。
そんなライフイベントも含めて、自分の「ブランディング」となります。

マーケティングに携わる方なら、「ブランディング」という言葉を一度や二度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。けれど、いざ「ブランディングの意味を説明せよ」と言われると、すぐには答えられない人も少なくないはずです。

まずは、知っているようで意外に知らない「ブランディング」の意味から紐解いていきましょう。

目次

ブランディングとは?

ブランディングとは、読んで字のごとく「ブランド」を作るための様々な活動を指して使われる言葉です。

ブランドとは、認知度や品質、ロイヤルティなどさまざまな要素が絡み合って生み出されます。
それぞれの要素が高まりあって、相乗効果でより良いものに変化する可能性もあります。

「ブランド」という言葉を聞くと高級品や商品ブランドをイメージされる方も多いかと思いますが、ブランディングを自身の「プロデュース」の一環として、キャリアを進む方たちは利用しています。

“自分”の位置を確かなものにする「パーソナル・ブランディング」を活用する

みなさん、「パーソナル・ブランディング」ということばをご存知でしょうか?

「パーソナル・ブランディング」とは…
組織等に属する個人が組織のイメージ向上を目的として個をブランディングすること

つまり、企業に勤められている方が、会社のため、そして自分のために団体の中で自分がどう見られているか?そして、どう見せたいか?を考えてブランディングすることを「パーソナル・ブランディング」といいます。

「パーソナルブランド」の確立に成功すれば、個人の社内評価みならず、外から見られた組織としても高い信頼を獲得できます。
高い信頼を獲得することで、ロイヤルカスタマーになり得る根強いファンの獲得ができるということです。

また、組織の一員として活躍し得る人材の獲得、ビジネスパートナーの獲得につながる有益な人脈の拡大・強化などといった成果にもつながってくるでしょう。
「パーソナルブランディング」によって「あの〇〇さんがいる」という唯一無二の称号を得ることは、他組織との差別化の実現を後押しします。

そのために、まず必要なことは、「組織にとっての自分の現状把握」です。
効果的なパーソナルブランディングをおこなうためには、組織と個人、双方の現状を把握することが大切です。
自分が組織に感じられている価値などを把握することで、セルフイメージと客観的イメージのギャップに気づくことができます
現状の組織の把握、問題点を理解しすることで、自分がすべきことがわかります。

必要とされていることは何か?
どうすれば今の環境がより良くなるのか?

常に考えて、その環境にとって最善を目指すことは、社内での評価や位置の確立につながります。

“自分”をブランドにする「セルフ・ブランディング」とは?

「セルフ」とは “自分自身” 。
セルフ・サービスやセルフ・チェックなどのように、他人が自分に行なってくれる事柄を “自分自身で” 行なうことを指します。「セルフ・ブランディング」は、“自分自身で” 自らを「ブランディング」すること。

「パーソナル・ブランディング」が組織内でのブランディングに対して、こちらは企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること」を主に指します。
自分自身が「ブランド」そのものになるということです。
このセルフブランディングができるかどうかで、事業の結果は大きく変わります。

では、どうして自分を「ブランド」にすることが重要なのでしょうか?

なぜ個人事業主にとって「セルフ・ブランディング」が必要?

セルフブランディングとは、自分自身(個人)をブランディングする方法のことです。
そして、個人のブランドを確立できるようになると、商品・サービスの質や価格を超越して、「あなただから仕事をぜひお願いしたい」という人が仕事を依頼してくれるようになります。
商品やサービス、価格だけでない、人と人がやり取りするつながりが生まれるということなのです。
「あなたと仕事がしたい」と思ってもらえることが、次の仕事を生みだします。

事業において決定的に重要なのは仕事相手から「選ばれること」です。
当たり前ですが、どんな業種業界であれ、そのブランドが誰からも選ばれなくなれば、先はありません。

では、どうすれば、選ばれる存在となれるのでしょうか?
そのために必要なことが「ブランディング」なのです。

「この人以外には任せたくない」
「この人以外にこの仕事は任せられない」

そう感じてもらえるようになると、比較検討されずに必ず最初に選ばれる存在と必然的になっていきます。

この状態を組織的に目指していくのが、「ブランディング」といいます。
これを個人に当てはめたものが「セルフ・ブランディング」という意味になります。

シンプルな実践が成功につながる

どうすれば事業が拡大できるのか?と考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは、商品の改良や価格、システムの改善やSNSのプロデュースなどではないでしょうか。

そんな方はたくさんいらっしゃると思います。
決してそれも間違いではありません。

ただ、商品や価格にこだわってきて、なにか吹っ切れない、モヤモヤするものがあると感じることがある場合、それだけでは補うことのできない「なにか」があるかもしれません。

その「なにか」とは一体なにか?
あたり前にやってきた、人と人とのやり取りを改めて、考え直す機会を作ってみませんか?

ブランディングをはじめる第一ステップとして、まずはあなた自身について深く考え、自分の得意分野や実績を整理することから始めましょう。

少しの空いた時間にノートとペンを使って自分自身を見つめ直してみませんか?
もし、お時間があれば一緒に、自分をじっくりと振り返ってみてはいかがでしょうか。

あなたの専門性は?

あなたの学歴や職歴、現在携わっている仕事内容から、「誰にも負けない」と自負できるあなたの得意分野や強み、専門性をリストアップしてみてください。
できる限りたくさん、過去を振り返って思いつく限り書いてみましょう。

あなたの実績

リストアップした専門性などの分野において、あなたの実績や成功事例をできるだけたくさんリストアップしましょう。これからアピールしていくあなたの価値を裏付け、あなたの自己ブランドの信憑性を高めるものとなります。

パーソナル SWOT 分析

SWOT 分析とは、Strength(強み)Weakness(弱み)Opportunity(機会)Threat(脅威)の略で、企業が経営戦略のために使うフレームワークとしてなじみ深い人も多いでしょう。これを、企業ではなく自分自身に当てはめて「セルフSWOT 分析」を行うことは、自分ブランドを考える際にも非常に有効です。
自分が戦う市場をよりよく理解し、自分の武器を整理し明確化するのに役立ちます。その際、あなたの競合サービスとの客観的な比較の観点を持つことがポイントです。

  • 強み:競合サービスと比較して、誰にも負けないと自負できる自分の経験やスキルは何か?
  • 弱み:競合サービスと比較して、自分の苦手な分野や、自分のサービスを改善するための課題は何か?
  • 機会:自分の提供するサービスを必要としている人はどの位いるか?(市場規模はどのくらいか?)
  • 脅威:自分と類似のスキルやサービスを提供している個人・企業の競合プレーヤーはどこにどの位いるか?

ikigai チャートを作成

日本語の「生き甲斐」の概念が海外で認められ英語になり、日本に逆輸入されたコンセプトが Ikigai です。その定義は、「好きなこと」「得意なこと」「世間から必要とされること」「お金をもらえること」の 4 つの要素が、バランスよく組み合わさったときに生まれるもの。

この4つの指標を自分のビジネス活動に当てはめてみましょう。こうすることで、自ずと自分の情熱、使命、天職、専門性を明確化でき、自分ブランドのコンセプトを研ぎ澄ますのに役立ちます。

あなただけのストーリーを作りましょう

これまでで明確化したあなたの専門性や実績、ターゲット層などの情報を元に、あなたのストーリーを作りましょう。
あなたはどんな人で、これまで何をやってきて、今は何をやっているのか、これからどんなことに挑戦したいのか、そして、どの様な信念でやっているのか。

望むストーリーを歩むためには、どんな人物であるべきなのか?
そんな一つの指針になるようなストーリーを編んでみましょう。

 

いかがでしたでしょうか?
少しでも、キャリアをすすむ一助になれば嬉しいです。

シンプルなことを積み重ねていくこともブランディングの内の一つ。
少しずつ、コツコツと自分を振り返りながら、「個性」を確立していきましょう。

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