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女性起業家と子育て・出産

ビジネスライフをランクアップできる資格10選

結婚、出産、子育て、介護など、ライフステージに影響されがちな女性のキャリア。
そんなキャリアを思い通りに描くことを手助けしてくれるものは一体なんなのでしょうか?

例えば、理解のある職場や必要な福利厚生、一緒に家事をしてくれる家族、自身のタイムマネジメント能力など…
しかし、どれも一朝一夕で身に付けたり、誰でも手に入れるものではありません。

では、自分の意思で手に入れられるものは一体?
その一つが、「資格」ではないでしょうか。

資格さえあれば自由にキャリアを思い描ける!
プライベートを重視した働き方や、専門性を活かした働き方など、自分らしいキャリアを叶えるヒントがきっと資格を得ることで、ゴールに一歩近づけてくれることでしょう。

今後のキャリアを描く上で、選択の一つに加えてもらいたい「資格」について、今回は幅広くご紹介します!

いまだに給与や昇進、役職者の割合などの面で未だに男女の格差が多い日本。
昔と比べると意識の改善も広がっていますが、やはり、女性たちにとって育児や介護、家事などの負担は大きいものとなっています。

また、ステージに合わせた休職や退職など、一度ビジネスから離れてしまうと、キャリアの形成や復帰が難しくなってしまうという場合も少なくありません。

実際に、総務省が令和元年に行った「労働力人口及び労働力人口総数に占める女性割合の推移」がこちらです。

出典元:働く女性の実情|厚生労働省

昭和60年から令和元年にかけて、30年以上の月日が経っていても女性の労働人口が、微妙な増加のみでほとんど増えていないことがわかります。

また、一度仕事から離れてしまった場合、なかなか同じポジションに戻って仕事をすることが難しいのも現状です。

時間の融通のきくアルバイトやパート、もしくは短期のお手伝いになってしまう場合も…

そんな時に助けてくれるのが「資格」 ではないでしょうか?
続いては、なぜ女性にとって「資格」が女性におすすめなのか、考えていきましょう。

目次

自分らしい働き方を叶える「資格」って?

自分のスキルを客観的に証明してくれること!
資格の最大の魅力は、自分のスキルレベルを客観的に証明できるという点。積み上げてきたスキルを「資格」という形に残しておくことは、長く働き続けるためにも、ブランクを経て社会復帰する際にも有効な手段です。

ライフステージの変化などでキャリアを中断せざるを得ない場合も、休職中や退職後の時間にスキルアップを図ることで、ブランクを感じさせないスムーズな仕事復帰に向けた足掛かりを作ることができます。

ライフスタイルに合わせた働き方が可能!

資格の中には、取得することで独立開業が叶うものもあります。専門知識を活かして企業の中で活躍する方法もあれば、結婚や出産を機に、事務所を構えてプライベートと両立しながら働くという方法も。
状況の変化に応じて、勤務と独立を選べたり、仕事量を自分で調節したりと働き方を自由に描ける点は、資格取得の多きな魅力です。

就職、転職、キャリアアップに有利!

キャリアアップが進みにくいとも言われる女性ですが、資格があれば、専門知識を持っていることの証明や、どんな仕事に携わりたいかのアピールにもなり、評価されやすくなります。

担当業務に関連した資格を取得して次のステップにつなげたり、財務、労務、法務など専門度の高い資格を手に事務所や企業を渡り歩いたりといった活かし方のほか、本業とは別に実務家として活動し「副業」という形で収入を得る方法も。
多様化している世の中で、資格は女性を守る「武器」になります。

収入アップが見込める!

会社によっては、資格があれば昇給や資格手当があったり、等級や役職が上がる場合もあります。
また資格の勉強を通して知識や技術が身につくことで応用が利くようになるため、仕事の幅が広がったり実績アップが狙えるようになるでしょう。
より仕事にやりがいを感じられるようになり、日々の充実度も上がります。

転職や退職後の再就職にも、資格は大きな武器になります。
取得した資格を前職でどのように活かしていたかをアピールすることで、転職を志望する企業へも自身のスキルを客観的に伝えることができるでしょう。

「資格」の重要性はわかっているけれど、一体なにをとればいいのかわからない!
そんな方も多いはず。

そういった方には、年齢に左右されない仕事につながる資格を選ぶことが重要です。
年金の支給開始年齢が徐々に上げられつつあることや人生100年時代の到来などで、仕事と年齢について不安を感じる人が増えています。
この先何歳まで働き続けなければいけないのか、果たして何歳まで会社で働かせてもらえるのか、思い悩んでいる女性も多いことでしょう。

年齢を問わず活躍でき、ブランクを挟んでも復職しやすい仕事につながる資格や、会社に頼らず自身のスキルや知識で起業できるような資格を取得することで長く働きやすくなります。

一体どんな資格が世の中にはあって、一体何をとるべきなのか?

女性におすすめな「資格」をご紹介します!

簿記検定

学習期間の目安 2ヵ月〜1年
全ての社会人に役立つビジネススキルである簿記は「はじめての資格」にもおすすめ。キャリアアップの第一歩として、女性に人気の資格です。3・2級のネット試験がスタートし、自分のタイミングで受験が可能になったことも人気の理由の一つです。

宅建士(宅地建物取引士)

学習期間の目安 2ヵ月〜11ヵ月
宅建士は、 産休育休を取ったり、1度仕事を長く休んでも仕事に戻りやすく女性におすすめの資格です。
チャレンジしやすい国家資格として認知度が高く、毎年25万人以上が受験する人気資格です。法律で、宅建業者の事務所には宅建士の設置義務があるため、取得することで就職がかなり有利になります。不動産業界に興味のある方や、現在不動産業に勤めていて手に職をつけたいという方におすすめです。

社会保険労務士(社労士)

学習期間の目安 6ヵ月〜1年半
「自分らしく働きたい」という女性にピッタリの資格です。
自宅で開業することもおすすめ一つ。なので、子育てなどプライベートとも両立しながら働く、また、企業の人事部など労務管理としてのキャリアを目指すなどいろいろな資格の活かし方ができます。他の士業に比べて女性比率が高いのも特徴です。

公認会計士

学習期間の目安 1~3年
難関のため敬遠しがちになってしまいますが、1000万円以上の年収も狙えるということから人気の資格です。合格後は監査法人に勤務するイメージが強いですが、自宅で独立開業したり、企業内で経営にかかわったりと、様々なキャリアを歩むことができます。医師・弁護士と並ぶ三大国家資格のひとつでもあります。経済的に自立し、自分らしく働いていきたいという方におすすめです。

税理士

学習期間の目安 3年〜5年
ハードルが高く感じる税理士の資格。
しかし、受験生や一部の科目合格者を募集する会計事務所も多く、働きながら合格をめざす社会人受験生も多くいるのでチャレンジしやすいという背景もあります。有効期限なしの科目合格制度があるため、今の職場で働きながら、子育てをしながらなど、1科目ずつ自分のペースで合格をめざすことも可能なので、ゆとりあるキャリアプランを描きたい方におすすめです。

FP(ファイナンシャルプランナー)

学習期間の目安 1ヵ月〜1年
税金や年金、保険やローンのことなど、自分のくらしに役立つお金の知識を総合的に学べる資格。なので、キャリアとしてのための資格ということ以外にも、家計を見直したいという人にもおすすめな実用的な資格です。また、1級などを取得すれば一人ひとりのライフプランに合わせてサポートする専門家としての道も描けます。

行政書士

学習期間の目安 5ヵ月~1年
「街の法律家」とも言われる行政書士。受験資格もなく登録時の実務経験も不要のため、合格後に独立開業をめざす方にもおすすめです。メイン業務である「書類作成業務」「許認可申請の代理」のほか、「相談業務」では、遺言・相続、協議離婚など相談者の内情に踏み込むことも。同性の方が相談しやすいという声もあり、女性行政書士の需要が高いのも特徴です。

中小企業診断士

学習期間の目安 学習期間 8ヵ月〜1年
人事、マーケティング、法務、経営戦略、など経営にかかわる幅広く様々な知識を身につけることができる資格です、なので、企業内でのキャリアアップにおすすめ。また、最近では、女性をメインターゲットとするアパレル・化粧品などの業界では女性目線でのコンサルティングが求められているため、独立開業後の活躍の場も目指せます。

建築士

学習期間の目安 7~11ヵ月
建築設計のプロフェッショナル
一定規模以上の建築物の設計や工事監理を独占業務とする建築士。子育てや家事などの経験を活かした女性目線での設計や、お客様から要望を聞き出し工務店と調整していくためのコミュニケーション能力などを強みに働くことができます。

いかがでしたでしょうか?

さまざまな資格が、先ほどご紹介したもの以外にもたくさんあります。

資格が人気かどうか、取得しやすいか、周りが取得しているからなど、資格を選ぶ基準は様々ありますが、大切なのは描きたい自分のキャリアプランに合ったものを選ぶこと。

自分がとるべき資格、とりたい資格、そして、なりたい自分になるためにはどの資格を取得すればいいのか。
まずはここから考え始めることこそが、理想のキャリアプランの一歩目となるのではないでしょうか。

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